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TEACCHのトップへ TEACCH導入の経緯 TEACCH研山梨支部

◆TEACCHプログラム導入の経緯


自閉症の人たちは社会性・コミュニケーション・想像力に障碍があるために社会適応が難しく、しばしば問題行動という形で自分の意思を伝える傾向があります。

近年脳科学の進歩により、自閉症の人たちの認知の仕方、ものを学ぶときの「強み」や「弱さ」が解明されてきました。TEACCHはこうした研究結果を踏まえて、自閉症の人たちが持っている意味理解の困難と細部への過度の注目、独特の学習方法、感覚統合の困難さ、整理統合と順序立ての困難さなどを「自閉症の文化」として捉えています。

文化と捉えることによって、自閉症の人たちは劣っているのではなく、私たちと物の感じ方や考え方が違っているのだと考えることができます。

TEACCHプログラムは、自閉症の文化を理解し尊重したうえで、構造化や視覚支援などの手法を駆使して周囲の環境の持つ意味を伝え、自閉症の人たちと意味のあるコミュニケーションをすることで、個人が達成可能と考えられる最高レベルの自立を実現しようとするプログラムです。

自閉症の治癒を目指すのではなく、「自閉症の人が自閉症のまま幸せに暮らせること」を目的としています。

本人や家族のニーズを掴み、それを実現させるためには、専門的な知識を持ちスキルを磨くことが必要です。TEACCHは広い心を持って各分野の専門家と連携することによって、豊富な経験とアイディアを蓄積し、常に進歩しつづけています。

緑の風では2007年夏、理事長夫妻と関係スタッフがノースカロライナの研修旅行に参加し、就労支援や生活支援、グループホーム、アセスメントの取り方などについて学びました。そして、このプログラムが発達障碍の人たちだけでなく、知的障碍の人や定型発達の私たちにも役立つものであると考えるに至りました。

緑の風の利用者さんたちが将来一般就労したときに、職場のレイアウトを少し工夫してもらったり、手順書を準備してもらうだけでも安心して働き続けることができます。職場においてジョブコーチとしての役割を効果的に遂行するためにも、就労移行の期間中に一人一人の特性にあったシステムを構築することが求められています。


TEACCHスタッフと佐々木正美先生
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